特集上映 没後10年、今 敏監督を偲ぶ
『東京ゴッドファーザーズ』
今 敏監督が46歳の若さで逝去されてから、今年で10年。毎年日本各地で作品が上映され、今年のアニー賞(アメリカ)では生涯功労賞を受賞するなど、没後もなおその影響の広がりはとどまることを知りません。映画祭では、北海道出身である今 敏監督の功績を称え、4つの長編映画『パーフェクト ブルー』、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』を期間中毎日1作品ずつ上映。改めて「今 敏のアニメーション表現」を振り返ります。
ストーリー
ギンちゃん、ハナちゃん、ミユキ-。新宿で暮らすホームレス3人組の前に、意外なクリスマス・プレゼントがやってきた。ゴミの山の中で生まれたばかりの赤ちゃんを発見したのだ。勝手に“清子”と命名し、ゴッドファーザー(名づけ親)となった3人は、雪ふる街を、親を探してさまよい歩く。ウラ東京で、人生を生き抜くホームレスたちが、急転する「運命」の中で出遭う<奇跡>とは。
作品情報
監督:今 敏
2003年/日本/90分/Blu-ray/日本語音声
© 2003 今 敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会