特集上映 没後10年、今 敏監督を偲ぶ『千年女優』
今 敏監督が46歳の若さで逝去されてから、今年で10年。毎年日本各地で作品が上映され、今年のアニー賞(アメリカ)では生涯功労賞を受賞するなど、没後もなおその影響の広がりはとどまることを知りません。映画祭では、北海道出身である今 敏監督の功績を称え、4つの長編映画『パーフェクト ブルー』、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』を期間中毎日1作品ずつ上映。改めて「今 敏のアニメーション表現」を振り返ります。
ストーリー
かつて一世を風靡した大女優、藤原千代子。30年前、忽然と映画界から姿を消した後、ひっそりと暮らしていた彼女の元に、古びた小さな鍵が届けられる。それは30年前になくした想い出の鍵。まるでその鍵が記憶の扉を開くように千代子は空白の過去を語り始める。運命の人との一瞬の出逢い、すれ違い。彼に再び逢うために入った映画の世界、女優としての栄光の日々。しかしその中で浮き彫りになっていく、彼女の秘密。鍵は何を意味するのか?彼女が追い求めていたものとは何なのか?やがてその数奇な運命とともに、ある衝撃の真実が明かされる・・・。
作品情報
監督:今 敏
2001年/日本/90分/Blu-ray/日本語音声
© 2001 千年女優製作委員会