北海道現代アニメーション総進撃!2020
2014年から毎年開催している、北海道在住または出身作家による最新アニメーション作品特集「北海道現代アニメーション総進撃!」。ミュージックビデオやワークショップでの成果物を再構築した新作をはじめ、若手作品からプロフェッショナルまで、2020年最も注目する北海道アニメーションの祭典をお楽しみください。
差異と反復とコーヒーオンライン上映あり
監督 :工藤 雅
この喫茶店の店内には、なかなかメロディが入らない謎のレコードが流れている。お客としてやって来る様々な人の人間模様は、車窓を眺めているようにどんどん移り変わる。ここは、煙草を吸いまくったり、ありったけのメニューを頼んで食べたり、口笛を吹いたりしても、全て許される場所だ。そんなたまたま居合わせた他人同士が、バラバラな世界に各々耽っていても、ある一瞬、同じ時間・空間にいるのだという一体感が生まれる。繰り返される少しの違いが楽しめる、揺れながら回るアナログ感満載のアニメーション。
filzオンライン上映あり
監督 :工藤 雅
「filz」は「fill(糸)」と「waltz(ワルツ)」を組み合せた言葉。優しい音楽の歌詞に合わせて作った、ほっこりするアニメーションです。編み物が好きな「なこなこ」と、お菓子作りが好きな「マウリ」の物語です。
どうしてオンライン上映あり
監督 :阿部 優花
夫を亡くした女性。葬儀が終わり疲れて休んでいた所に、亡き夫の携帯が動き出す。携帯を操作していると自分が写った写真が残っていた。女性は彼と過ごした日々を思い出し、ふとカメラ機能を起動する。家の風景しか写らないはずだがその画面には…。
.CYCLEオンライン上映あり
監督 :大水ひかる
眠りたいのに寝られない。そんな夜は時間が永遠に感じます。
リアルワールドオンライン上映あり
監督 :札幌マンガ・アニメ&声優専門学校
「アニメワールド」を襲う「マモノ」と戦うアニメの住人「アミ」。逃げたマモノを追うため異世界である「リアルワールド」へ向かい、マモノの秘密を探る──。札幌マンガ・アニメ&声優専門学校第11回卒業制作展 特別審査グランプリ作品。実写とアニメーションを融合させた意欲的かつ実験的な作品。
ONE WORLDオンライン上映あり
監督 :川畑那奈
世界は、ひとりひとりの生活からできている。あなたはこの大きな世界の全てとつながりながら生きている。この映像は大きな地球の縮図である。全てが同じ地球上にあり、実は重なり合うくらいとても近くにある。ささいなきっかけによって、それが瞬く間にあらわになり、当たり前のはずだった平和が崩れていく。
すきがかさなるオンライン上映あり
監督 :宮嶋 風花
自粛中でも、家にいても、人の気持ちはつながっている。「Stay Home」をゆったりと楽しんでもらいたい。という気持ちから、全て自宅で作られた、360度アニメーションのリリックビデオ。くまさんは何匹いるかな?
Hoop loopオンライン上映あり
監督 :第2マルバ会館
本作は、2020年10月4日に実施した、第2マルバ会館アニメ倶楽部vol.2ピクシレーションワークショップでの成果作品です。フラフープの輪をつかって想い想いの不思議な映像を表現しています。壁をすり抜けているかのような映像を見た参加者の男の子からとてもピュアな反応がありました。「おねぇちゃん、かべの中ってどうなってた?」コロナ禍にあってもアイデア次第で様々な映像ワークショップが可能です。会場・主催:札幌市民交流プラザ・札幌文化芸術交流センターSCARTS、企画:第2マルバ会館
TURNオンライン上映あり
監督 :小川陽
いままでのこと。そしてこれからのこと。
灯すための装置オンライン上映あり
監督 :小林 颯
不完全なアニメーションを灯すための装置。二台のロボットは、部屋をあちこち行き交いながら像を投影しあう。その像は、まるで灯火のごとく、揺らめき、ぼけては動き、電池が絶えるまで灯し続ける。VRやプロジェクションマッピングとは対極のぎこちなさによって、その場限りの、眼前にアニメーションが「いる」感覚をもたらす。
波と形オンライン上映あり
監督 :三上あいこ
大切なものごとが、形を変えて続いていく。夢を見ながら運命の波に乗っていくことにする。